先日見た夢

理科の実験室の様なところ。 目の前には白衣を着た理科の先生と、透明で大きなビーカーの様な入れ物が二つ。 それらには水道水が入っている

 

その内一つのビーカーには、どこにでも手に入る様な物質(たぶん塩か砂糖)が加えられ、実験者がかき混ぜ始める


するとなんと真水が出来た。 「加えた物質に不純物がくっ付く事で、真水が出来るのです」と、先生はそうおっしゃる




次に先生は、もう一つの水で満たされたビーカーに、”塩や砂糖よりは身近じゃないモノ”(でも理科室には必ず置いてあるような物)を加え、再び、かき混ぜ始める


すると水の中に、透明の”何か”が形成されてゆく。 先生はこれを「第一形態」とおっしゃる。 更にかき混ぜると、その”何か”は分裂したり、規則正しく並んだりして、その度に先生は「いま、第◯形態です」とつぶやく










しばらくたつと、ビーカーの中には”銀河”が生まれていた


その後、色々なものがビーカーの中でぐるぐると回りながら生まれては消えるのだが、それが地球やら、ピラミッドやら、ビルやら、現代社会やらになり、最後はデジタル時計や、スマートフォンをもっともっと進化させたようなものに姿を変え、それ以後、どんなにビーカーの中をかき混ぜても、それらはぴたりと動かなくなった


「なぜここで変化が止まるのか、まだ現代の科学では解っていないのです」、と先生


物質とエネルギーを加えるだけで、こんなステキな現象が起きるのかと僕は驚き、また、ビーカーの中では自分たちとは全く別の速度で時間が動いていた事に感動する





・・・と同時に、若干の怒りが込み上げてくる。 僕はとなりにいた同級生の男性に「こんな面白い実験、自分らが中学生の頃やった? やってないよねぇ?」と確認をし、「先生! こういう素晴らしい実験は現代のカリキュラムに即刻加えるべし!!」と進言


「それはちょっと難しいんです」と、先生達が苦笑いしたところで目が覚めた